シカの糞コレクターとしては日本で屈指の知名度を持つ稲村さんがいつも僕に言っていた言葉がある。
「シカの糞とうどんにだけはこだわっている」
確かに稲村さんは、シカの糞とうどんにはうるさかった。
でもね、稲村さん、ちゃんと手を洗ってからうどん食べてください。
牛・豚・馬などの皮革に比べて鹿皮は薄く柔らかいため、なめして、細かい加工を要する手袋などに適し、ときに柔らかい靴やソファーなどの材料となる。また、枝角はナイフの柄やボタンなどに用いられている。鹿の角は乾燥粉末や黒焼末は様々な効能をもつとして民間療法で用いられる。日本では鹿肉のことを「もみじ」と呼び、様々な肉料理に調理され味は一般に柔らかい牛肉に近い。ちなみに馬肉は「さくら」、イノシシ肉は「ぼたん」と呼ぶが鹿肉は秋の季語からもみじを連想し馬肉とイノシシ肉は色から連想された呼称である。